こんにちは。yukiです。
僕は仕事の時、特にお客さんとのやり取りの際、メールにファイルを添付することがよくあります。
沢山のファイル、機密性の高いファイルを送ることが多いので、メールに添付するときには必ずパスワード付きで圧縮、または暗号化してから添付しています。
近年、情報漏洩などをニュースでよく見かけるので、僕のようにIT系の仕事をしていて、メールにファイル添付する場合、パスワード付きでファイルの圧縮をすることは必須です。
他の業種の方でも覚えておくとセキュリティ意識を高くできますので、覚えておいても損はありません。
ファイルの圧縮と解凍、暗号化と復号化は対にして覚えておくと分かり易いので、是非対にして覚えてみてください。
圧縮ファイルとは?
そもそも圧縮ファイルとは何かというと、1つのファイルはもちろんですが、複数のファイルやフォルダを1つにまとめることができます。
圧縮したファイルを開くには解凍が必要ですが、メリットとしてファイルサイズを小さくすることができます。
圧縮してサイズが小さくなるファイルは圧縮する対象ファイルの種類によります。
複数ファイルを圧縮できるからといって、大量のファイルをそのまま圧縮してしまうと、解凍(展開)した際にすべて同じフォルダに解凍されてしまいます。
複数のファイルを圧縮する場合には、フォルダを作成して、圧縮したいファイルをフォルダに格納してから、フォルダごと圧縮すると、解凍したときにもフォルダから展開されるので、親切かと思います。
ちなみに圧縮ファイルにも様々な形式があり、最もメジャーなのは「.zip」です。
他にも「.rar」や「.lzh」などがあります。
(最近「.lzh」のファイルは少ないですが)
Unix環境の場合、「.tgz」、「.tar.gz」が一般的ですね。
ファイルの圧縮方法
パスワードなしの圧縮はWindowsの標準機能で充分です。
方法は圧縮したいファイルを右クリックして、「送る」→「圧縮(zip 形式)フォルダー」を選択するだけです。
ちなみにWindows XP以前では標準機能でパスワードを設定することもできましたが、現在その機能は無くなってしまっています。
圧縮ファイルの解凍方法
次に圧縮ファイルの解凍方法ですが、圧縮ファイル作成時と同様に解凍したいファイルを右クリックして、「すべて展開」を選択すると「圧縮(ZIP形式)フォルダーの展開」が起動します。
画面操作は難しくはないと思いますので、割愛します。
また、パスワードが設定されている場合はここでパスワードの入力を求められます。
※「ファイルのスキップ」を選択した場合はファイルが解凍されません。
パスワードの設定方法
パスワード付きの圧縮ファイルを作成するためにはソフトウェアのインストールが必要になります。
※解凍の際、「.zip」ファイルの場合は、Windowsの標準機能で解凍できます。
僕が普段使用しているソフトは「+Lhaca デラックス版」というフリーソフトで、「.zip」以外にも様々なファイル形式に対応しています。
今回はこの+Lhacaでパスワードを設定する手順をご紹介します。
- +Lhacaを起動する際に「Shiftキー」を押しながら起動
- 「表示」メニューから「上級者用設定」を選択
- 「圧縮率」の中で「パスワードを設定」にチェックを入れる
- 「OK」ボタンを押して設定を終了する
設定手順はこれだけです。
次から+Lhacaで「.zip」ファイルに圧縮する際にパスワードの入力を求められます。
ここでパスワードを入力すると、パスワード付きの「.zip」ファイルを作成することができます。
ちなみにパスワードを未入力のまま進めると、パスワードなしの「.zip」ファイルが作成されます。
よりセキュリティを高くしましょう
メールに添付して送る場合、メールの本文にはパスワードを記載してはいけません。
パスワードとセットになっていると設定した意味がありませんからね。
例えば、下記の方法は有効だと思います。
- 予め決めておいたパスワードを設定して圧縮する
- 他のメールでパスワードだけ知らせる
メールでも盗聴の危険性がありますので、他のメールでパスワードだけ知らせる場合、少し時間を置いてからが無難です。
まとめ
通常、自宅などでパソコンを使用しているときは、ファイルを圧縮することはほとんどないかもしれませんが、ソフトウェアをダウンロードしたときなどは圧縮されていることが多いですよね。
そういったパターンでもファイル圧縮ソフトを使うことがありますので、予めソフトをインストールしておくと、いざという時に便利かと思います。